大河内 敦の裏blog

広告会社に勤める一級建築士のPC自作日記

MARANTZさん、             ネットワークオーディオプレーヤーって??

昔から、マランツのアンプが気になっていて、十数年前に名古屋でオーディオ機器のチューンナップショップでB&Wのスピーカーとの組み合わせた音を聴いてから「いつかはマランツ」と思い続けている。

で、そのマランツも昨今の音楽ダウンロードやPCオーディオ、ハイレゾへの対応で、ネットワークオーディオプレーヤー(NAP)なるものを出している。このマシンが何するものかよくわからなかった。なんか名前からすると、音楽をストレージしておいて、家中どこでも聴けるNASみたいなイメージを漠然と持っていた(名前似てるし)が、基本ステレオ前提の商品作りを続けているピュアオーディオのメーカーのマランツがそんなカジュアルな製品を、それもン10万円の価格設定で出すかいな???と思っていた。またそうだとすると、アルバム数百枚のアーカイブの中から聴きたい音楽にアクセスするには、マシンについているモニター画面が小さすぎる。

家電店の店員さんに訊けばいいだけなのだが、マランツをちゃんと置いてるお店というのも限られてて、なかなかその機会がなかったのだが、灯台もと暗し、会社の帰りに駅前の大型家電店に実物とともにシステムコンポが展示されているのを発見した。

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眺めていると、店員さんが近づいてきたので、訊いてみる。「すごい初歩的な事訊くのですが、このネットワークオーディオプレーヤーというのは、音楽をストレージしておいてWi-fiで飛ばして聴くモンですか?」「いえ、ストレージ機能は無くて、PCやハードディスクと繋いでそこにためてある音楽を聴くモンです。」~なんと! 「デジタル音源をアナログ変換してアンプに送るモンだと。」「そうそう」「それってディーエーシー(DAC)とどう違うのですか?」「ディーエーシー??」「デジタルアナログコンバーター」「あぁ、ダック(DAC)! この機械はダックです。」え~!! マランツの「ネットワークオーディオプレーヤー」の正体は、ただの「DAC」てか。

「失礼な質問ですが、それしきの機能でなんで定価が33万??」「ノイズ防止に手間をかけているので。外部からのノイズ混入防止のために筐体をしっかり作っているのと、回路的にも音データーがインプットされた際にノイズをシャットダウンする工夫がなされています。PCはノイズの塊なので。」なるほど、さすがピュアオーディオメーカー。やっとマランツがこのマシンを高い値段で出してる理由が分かった。

で、もう一つ疑問があった。「PCやハードディスクにアルバム100枚単位のストレージがあった場合、聴きたい曲をこの小さいモニター画面で探すの大変じゃないスか?」「大変です。なので、たくさんの音源が入ってる場合、あらかじめフォルダなどでファイルを整理して置かないとダメです。」そうか~。

と、言う訳でマランツさんのニューカテゴリープロダクト“ネットワークオーディオプレーヤー”は、意外と単純な商品だった。でも、音はいいんだろうな。 ~ いつかは、マランツ