大河内 敦の裏blog

広告会社に勤める一級建築士のPC自作日記

MUTEC MC-3+USB          セッティング その4

とは言いながら、この機械自動検出をイロイロしてくれるのか、難しい面構えとはうらはらに、あまり難しいことをしなくても結構あっさり音が出てくれる。で今回「リファレンスCD」に使ったのは、ドリカムのアルバム“DELICIOUS”の中の「好き」という曲だ。伴奏はピアノと若干のストリングス、基本吉田美和の歌声で聴かせる曲だ。

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※こちらはライブ版ですが。↓ ↓ ↓)

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すると音の揺らぎが是正されたからか、ピアノの音に粒立ちや丁寧に再生される残響から来る音の奥行きが感じられ、もちろん、吉田美和の声もスピーカーの間にバシッと結像している。しかし何より一番の特徴は、音が水晶の様に濁りの無い澄んだ音色の印象になったことだ。~ もう少し音数や楽器の数の多いバンド編成の曲を聴いても、楽器一つ一つの音が混ざり合うこと無くクリアに分離して聞こえてくる。モコモコと埋もれがちなベースもクリアに聞こえるのは前回書いたとおり。~ いろいろな音源を試してみたが、これまで聞こえていなかった音が聞こえてきたり、逆にちょっとした音の揺らぎも解るので、ミュージシャンの上手い・下手や、録音がいい・悪いも、今まで以上に解るようになった。~ 初めて4Kテレビを観たとき、映像はクリアになることはあたりまえだとしても、単に画素数が上がるだけで映像に立体感が増すもんだな、という印象を持ったことを思い出した。そう「立体感」・・・つまり、音の「ホリ」が深くなったのだ。

この後、PCに入っている音源をランダムに流してみていろいろな音を聴きくらべて楽しんだが、結構疲れた。高精細な大画面テレビを観ると普段の地デジを観るより疲れるが、音でもそういう事があるようだ。