大河内 敦の裏blog

広告会社に勤める一級建築士のPC自作日記

真空管アンプ製作-事前勉強開始

本来建築専攻なので「理系」なのだが、建築系と電気・電子・電波といったエレクトロニクス系の大きな違いは取り扱う対象が「目に見えるか見えないか」。 ~ で、目に見えない方のエレクトロニクス系はいきおい抽象度が高い。中学の技術家庭の授業で電波を発生させる仕組みが、鉄塔のてっぺんと地面に交互に電圧をかけ電流を流すと、その周波数にあった電波が発生し、遠くに届く。その電波を同じくアンテナで受けて電波が発生したときと逆の事をすると周波数の電流が再現される、と言うものだったと思うが、目に見えないのでなんか捉えどころがなく理解できたカンジがしなかった。回路図や計算といったテスト問題は、ある種のルールに乗っ取れば解けるのだが、なんだか解った気がしなかった。

で、そんな中学2年から44年、わたしは今真空管アンプの組み立てキットにトライしようとしている。自作アンプというよりアッセンブリーされた組み立てキットなので、「自作」というにはおこがましいが、いい機会である。もういちど整流や増幅の仕組み、回路図の理解、ついでにハンダづけのテクニック、等々を学び直してみようと考えた。で、例によって本を読む。