音楽再生ソフト再考(4) いよいよJPLAY
で、いよいよピュアオーディオマニアの間で評判のJPLAYである。
このソフト、設定やシステム与件に細かい条件があるのか、「購入前に、必ず体験版でお持ちのPCで音が出るか確認すべし」との指導がホームページに書いてある。で、体験版をインストールして音を出してみた。セッティングのソフトと、プレイヤーソフトの二つがあり、プレイヤーソフトの画面が味もそっけもない文字だけが並んでいる画面だ。
これにまたそっけない画面のFoobar2000で聴きたいミュージックファイルを開き、リストから聴きたい曲を右クリックして「コピー」。その後、JPLAYの画面をアクティブにして
Spaceキーを押すと、ややあって再生が始まる。 ~ 確かに余計な装飾が無くていい音だと思った。但し、時々、音が止まる。これは、体験版に特有な症状らしく、本製品を購入すれば解決されるらしい。
で、購入することにした。このソフト、欲しければ海外のソフトウェアメーカーから直接購入するため、送金にPaypalが必要。朝送金すると、夕方、日本語のメールが入る。そのメールに記載のダウンロードページのURLにアクセスし、インストールする。
ちなみにこのソフト、WAVとかflacとか使えるデータフォーマットが限定的なのだ。よって、通常のCDの収録音を聴く場合でもリッピングする際にアップコンバートする必要があるのだが、やはり、ネイティブにハイレゾ録音・マスタリングされた音を聴くと歴然とした差がある。こういった場合、NetAudio誌の付録についているハイレゾ録り下ろしのソフトは、試聴に便利だ。聴いたのは田中菜緒子さんのトリオのジャズ。
ピアノの鍵盤にタッチしたりベースの弦をさばく指の存在までイキイキと感じ取れる。まだ大した調整はしていないのだが、セッティングで追い込めばさらにいい音になるらしい。あと別のソフトと組み合わせて、そっけないインターフェイス画面も何とかなりそうだ。とりあえず音が出せたところでお盆休みが終わった。あとは時間を見てゆっくり調整してみよう。