大河内 敦の裏blog

広告会社に勤める一級建築士のPC自作日記

ウーファーを導入。 - その2 -

幸いお店に在庫があり、ウーファーはすぐ入手できた。ゴールデンウィーク中にセッティングを完了させるべく、ラフな検証を開始した。さっそく箱から出して、簡単に接続をして音出しをしてみる。ケーブルなんかも同梱されているものを使う。
前にも書いたようにデスクでの普段聴き用は別として、うちのステレオはトライオードの真空管アンプのシステムと、MUTECのクロックを導入したマランツのアンプのシステムの二種類だ。
トライオードの方は、アンプがプリとメインの二台に分かれており、かつ、プリ・アンプには出力が二系統装備されている。今使われていないほうにウーファーに接続すればいいし、マランツの方もマルチアンプ対応用のプリ出力端子が一つついている。偶然だか、二つのステレオセットの両方が、この日を予期したかの様に都合のよい出力スペックなのだ。
鳴らしてみると、確かにウーファーの音を小さく絞っても、楽曲の音色に艶やかさが増す様に思える。これは期待できそうだ。二種類のシステムの比較でいうと、トライオードの方が独立プリ・アンプなので、当然音が力強い。(今のシステムを導入してから分かったことだが、出力パワーのスペックだけ見ると、半導体と比較して見劣りする真空管だが、音のパンチはむしろ真空管の方が強いし、音像も前に出ている様に感じる。)

次に、ウーファーと言うそもそもかさ張る機器を、今の私の部屋の限られたスペースでどのように置くのが、音的にも日常生活的にもベターなのかについて。
設置スペース節約のために、ウーファーの上に今のスピーカーを置いて聴いてみる。フロア型スピーカーなんかでは、大きな筐体にウーファーとツィーターがワンボックスになっているので、神経質にならなければ「アリ」かなと思う。実際、ウーファーの上にそれなりの重量があるB&Wの805を置いて鳴らしてみると、ウーファーの方は低音がタイトになり前に出たように感じた。しかし、乗っかっている805の方に手を当ててみると強烈に共振しており、低音以外の中高音に「濁り」が生じそうだ。インシュレーターをかませても結果は同じだった。 ~ 低音というのはかくもエネルギッシュなものなのか。恐るべしウーファーパワー。

f:id:ats-forldn2012:20200521133736j:plain

結局、今のスペースで二台のステレオセットとウーファー、片チャンネルに3台のスピーカー、両チャネルで都合6台をそれぞれ重ねず床の上に独立して置く方向で検討することに。わりと広いスペースが必要なのだが、いろいろ考えて今使っているベッドを廃棄すればスペースが確保できることが分かった。ベッドフレームのデザインは気に入っていたのだが、ムダに大きくよく足をぶつけた。それほど高いフレームでもなかったのでここは潔く解体廃棄することにして細かいセッティングを開始する。

f:id:ats-forldn2012:20200521132226j:plain

ベッドの方は、すのこか何かの上にマットレスを置いて寝ても何の問題もない。(すのこの上にマットレスを置いただけのシンプルなベッドにしてから気が付いたことだが、ヘッドボードが無いので朝目が覚めたときベッドの中で腕をのばして「伸び」が出来る。これはたいへん気持ちがよろしい。)

f:id:ats-forldn2012:20200521135207j:plain

ここからは更に精密なセッティングを行うべく、お店に再度連絡を取ってウーファーのベースにする人造石のボードの手配をお願いした。 ~ 時間はたっぷりあるのだ。