大河内 敦の裏blog

広告会社に勤める一級建築士のPC自作日記

ウーファーを導入。 - その3 -

ベースになる人造石のボードを受け取り、部屋にあるものを出来るだけ廊下に出し、空っぽになった部屋の床でスピーカーセッティング用の墨だしを行う。これまではあまり神経質にならずに、掃除する度にだいたいの向きでセッティングしていたのだが、これだけかさばるものが出てくると、キッチリ位置決めしておきたい。

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先ず、部屋の壁の長さを測り、スピーカーセンターとなる位置を割り出し、その真正面にリスニングポジションを決める。更に、そこに自分が背中をもたせ掛けた状態で自分の耳のだいたいの位置をマーキング、左右のスピーカーがそれぞれ左右の耳に正対する様に位置決めをしていく。まず、耳側の床に目印のメンディングテープを張って、そこから糸を張りスピーカーの置き位置との間を一直線に結ぶ。その直線がセンターのリスニング・ポジションから見て左右同じ角度で振られているか確認しながら、三つのスピーカーの位置をマーキングしていく。放射状に貼られる糸の根元になるリスニングポジション側での角度に少しでも誤差があると、その先のスピーカー位置が左右で大きくズレることになる。几帳面で正確な作業が求められる。当然、最終的にはミリ単位の調整になっていく。

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決定した位置を床にマーキング、そこに平滑でないフローリングの床のガタツキ防止を兼ねたフェルト状の吸音シート、アース用のメタルシート、厚さ25mmの人工石のボードの順に積み重ね、最後にスタンド付きのスピーカーを置く。スタンドのアジャスターでガタツキが無い様に調整してスピーカーセッティングは完了。