ウーファーを導入。 - その4 -
墨だしも終わり、床にスピーカーのベースになるボードの置き位置をマーキングをして、廊下のものを順番に部屋に戻していく。
オーディオ機器もラックの上に戻す。コード類を結線する前に、せっかくなのでアルコールで端子のクリーニング行った上で、接点復活材の塗布をしていく。
機器のコードを繋いだら、ラック裏のメッシュボードにケーブルを整理し、順に緊結していく。これは、端子にコードの加重で負担がかからない様にするため毎回やっていることで、コード整理はPCの自作を学んだ際に、ドスパラの店員さんの美しいやり方を見てから、作法としてするようになった。こういった一連の几帳面な姿勢は再生音に反映されると思っている。
せっかくミリ単位の墨だしをしたので、床やボードにマーキングを行う。これで次回からのセッティングが楽で確実なものになる。
ベッドをシンプルでコンパクトなものにすることで、なんとか6っつのスピーカーを部屋に置くことが出来た。
なお今回のウーファー導入に際しても、新しいケーブルを使っている。ウーファー専用に、低音のレスポンスが早く低音が膨らまない様にチューンされたケーブルだ。
音も、画期的にイイ感じになった。それもウーファーのボリュームは1/4も廻さなくても、だ。(逆に、上げると中高域の音が埋もれる様に感じる。)
以前、自分のステレオセットの音を「彫が深い」と形容したことがあったが、その音にふくよかさや艶が加わった。ちょうど、酸味や渋みのあるワインを「骨格のしっかりした」という形容をすることがあるが、そこに「甘味」「うま味」が加わることで、「肉づきの豊かな」という形容が加わる、そんなカンジだ。しかも、ノッポの店員さんのご推薦通り、再生スピードやレスポンスには何の問題もない。トリオのジャズなんか聞くと、ベーシストのバチバチといったリズミカルな指さばきに遅れることなく、沈み込むような低音がクイックレスポンスで再生される。
当初ピュアオーディオにウーファーというのは、音に厚化粧を施すようなイメージがあったのだが、この2.2チャンネルというメソッドはピュアオーディオでも十分に価値がある、採用に値する方法だと考える。