大河内 敦の裏blog

広告会社に勤める一級建築士のPC自作日記

ミュージックライブラリー作り         タグ管理・その2 -具体的なジャンル分けは?-

前回、いきなりタグ管理のジャンル分けの話を書いたが、その前に、前提としてJRMC上のオーディオ・インデックスのメニューは、①曲 ②アルバム ③アーチスト ④ジャンル ⑤ファイルの種類(mp3とかflacとかwavとか)の4つがある。
このどれをメインに使うかということなのだが、④の「ファイルの種類」は再生ソフト上と言うよりは、HD上のファイルのディレクトリで管理しとけばいいので、まず除外。

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次に②の「アルバム」だと、1,000枚強がただただABC順に並ぶことになる ~ 多すぎてありえない。①の曲や③のアーチストも同じ。(厳密にいうと、③のアーチスト別になる前にもう一階層欲しいというイメージだ。)

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で、要はその一階層として、④の「ジャンル」の分類をどうするかだという結論に辿り着いたわけだ。 ~ 今まで自分なりの直観・イメージでCDラックに並べてきたが、今回改めて括りのネーミングと順序を意識することに。しっくり来て、かつ、実用的なものを考えなければならない。

音源を取り込むと、リッピングソフトがわりと気の利いたジャンルを自動的に選定してくれるのだが、これがものすごく細分化されている。(例えば、80年代に流行った”ウィンダムヒル”は「ニュー・アコースティック」。 ~ 正しいジャンル選択だと思うが、わたしの中では「イージーリスニング」くらいの丸め方をして他のソフトとまとめないと、細分化され過ぎる。)且つリッピングソフト任せだと、同じアルバムの中で違うジャンルが混在することになる。(前にも書いた様に、アルバム単位で聴くことが多いので、同じアルバムの中の2曲目と3曲目のジャンルの違いはわたしにとってあまり問題ではないのだ。)

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何のためのジャンル分けかと言うと、要は聴きたいイメージのアルバムに素早く見つけ出せる事なのだ。よって、自分の独断と偏見に満ちみちたジャンル分けなのを承知の上で、ソフトを分類していく。同じ女性ボーカルでも、竹内まりやは「シンガーソングライター」、森高千里は「歌謡曲」。森高千里小泉今日子が同じ「歌謡曲」のフォルダーにあるのはちょっと違う様にも思うが、私の中では、竹内まりやと同じフォルダーではないのだ。やっぱり企画性の強いものは、「歌謡曲」に分類するのが私にはしっくりくる。

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あと、”ローリングストーンズ”というのは、「ジャンル」ではなく「アーチスト」というヒエラルキーなのは言うまでもない。ただ、今回改めてわかったのだが、私はストーンズのアルバムだけで50枚近く所持していることが判明。 ~ これは「ローリングストーンズ」という「ジャンル」を作らないと収まらない枚数だ。

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以上の様に、断片的なジャンル分けのイメージを頭に描き続ける。

ミュージックライブラリー作り         タグ管理

お盆からずっと続けてきたPCオーディオの再生環境作りだが、音楽再生ソフトもJRMCに決め、iPadを使ったネットワークオーディオ環境も整い、1000枚強のCDのリッピングも完了した。で、いよいよ「やってなかった、夏休みの宿題」"タグ管理"をどうするか・・・である。(参考→増え続ける音源をどう管理するか。 - 大河内 敦の裏blog)

あらためて自分のCDラックを眺めてみる。

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タグ管理は、PCに格納された音源に、アーチスト名/アルバム名/ジャンル/年代/作詞・作曲者/レーベル、あと、クラシック音楽などでは指揮者とか、を、楽曲単位で電子的に”フダ”を付けることでデータベース化し、串刺し検索して聴きたい音楽にアクセスできるためのシステムだ。リアルなCDラックとの大きな違いは、検索性に優れる一方、並べ方にABC順以外の決まりというモノがあまり無い。総ての音源がフラットにメッシュ状に配置され、ランダムにアクセス出来るということだ。これは、聴きたい音楽のイメージが明快なときはいいのだが、「何となく、なんか聴きたいけど何かないか」という時には不向きである。というか、そういう時には、リアル・ラックに並んだCDをボ~っと眺めるて聴くアルバムを探すのが長年の私の音楽の選び方なのだ ~ そもそも、デジタルとリアルの違いは、目的の明確さ・不明確さの違いだと思う。本屋のたとえで言うと、ほしい本が明確な時、デジタルではネットショップの階層化されたメニューで検索をかけることで、容易に目的の本に到達できる。ただ、「今度の休日に読むのに、何か面白い本無いかな」みたいなあいまいな局面ではこれは不向きで、こういった場合リアルな大規模書店に行き、最低限のジャンル分けがされた本棚が並ぶ売り場を時間をかけて歩き廻り、偶然の本との出会いを期待するほうがよろしい。

この「あいまいな選び方」ができる、今の「リアル・CDラック」の最低限のジャンル分けがされた状態を、何とかPC上に移植出来ないか、JRMCのタグ管理のシステムをいろいろ試してみる。ちなみに私はアナログレコードの時代の名残りか、少なくとも家ではあまり単曲で音楽を聴かない。聴くときはアルバムとして聴くことが多いので、アルバム別のジャンル管理はしても、楽曲単位でまではする気はない。 ~ ものすごい几帳面なライブラリー構築でそこまでやるかたもいるようだが。

で、JRMCだが、

・「ジャンル」を自分のCDラックの分類にあわせてカスタマイズしたうえで、それに当てはまるアーチストのアルバムを放り込んでいくと、次の階層が、うまい具合にアーチスト別にくくったアイコンになる。ここで、アーチスト別でなくバラのアルバムがABC順表示になってりしたらOUTだったが、これで自分好みな階層が作れる。また、アーチスト別のアイコンごとに複数枚のアルバムのジャンルを一発で変更できるのも、操作性的に手間がかからなくてよろしい。
・ただし、アーチストのアイコンをクリックして表示されるアルバムの順番は、当然年代順ではない。年代順に並べるコマンドも無いようなので、ここはアルバム名の前にリリース年を振ることに。ローリングストーンズの様にもう40年以上聴き続けているもので、自分の高校時代から現在に至るまでにリリースされたアルバムが時系列に並ぶと感慨深いものがある。

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基本、この考え方で行くことにした。 ~ 1,000枚程度のライブラリだ。これで網羅・整理できると思う。

ミュージックライブラリー作り         dBpoweramp CD ripper。‐その2‐。

お盆から約二カ月かけて、CDをリッピングしてきた。リッピングソフトの機能について理解できてないところは勉強しながらの作業だった。ネット上のデータベースにアルバムアートが無いものについては、スキャナーで取り込む。そもそもブートレグの様なものは、データベースに載ってないので、CDタイトル、曲目、タグ内容など手入力する。二枚組、三枚組のCDは「Track Number Offset機能」で一枚にまとめた。

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エリック・サティのピアノ作品集5枚組を一つにまとめた例。合計212曲!

で、11月の下旬、一応のリッピングが完了する。 ~ アーチスト数413、アルバム数1,039枚 曲数は11,258曲だった。

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ミュージックライブラリー作り         dBpoweramp CD ripper。

Bpoweramp CD ripper。

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 ~ ライブラリー作りやタグ管理について、ネットサーチしたり雑誌を読んだりすると、このソフトが良く出てくる。ためしに、二週間体験版をダウンロード、インストールしてみた。

だいたい、リッピングだけに特化した単体ソフトというのはあまり無くて、再生ソフトにリッピング機能がついてる・・・というのが一般的だ(すでに私がインストール・稼働しているJRMCも然り)。なので、CD一枚リッピングが終わると、再生とかの別のメニュー画面に遷移してしまうものが多く、複数枚のCDをリッピングしたいとき、いちいちリッピング画面を立ち上げ直さないといけないことが多い。

しかし、このdBpoweramp CD ripperは、専用ソフトだけあって画面が遷移せず一枚リッピングが終わるとejectボタンでリセットして、次のCDをセットしてトレイをcloseさせるとそのまま次のリッピングに移れるので、作業がスピーディ。かつ、アルバムアートなどのCD情報についても、複数のデータベースから拾い出すことが出来て、今までMedia Goではとても拾えなかったデルタブルースのコアなアルバムなんかでも、結構拾える。(時々、リッピング中に曲の頭に「×」マークが付くことがあるが、これは、データベースから情報が拾えなかったというだけで、聴く分には何の問題もない。)なお、このソフト、たまたまわたしは操作性が気に入ったが、一般的にはリッピングの際に選択できるフォーマットの多様さが一番の評価ポイントになっている様だ。

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今回の様に、1,000枚強のCDをPC上にライブラリ化させるには、作業性が高くて効率的に作業が進められるのはありがたい。心配なのは、ここで拾ったCD情報がJRMC上でもちゃんと反映されるかだが、これも問題なかった。とにかく、ヒマな時間を見つけては、このソフトでセッセセッセとリッピングに励む。

みなさま、明けましておめでとうございます。

本年も、この「広告代理店に勤める一級建築士のPC自作日記 大河内敦の裏blog」をよろしくお願いいたします。
昨年のお盆過ぎから、現在自宅にあるCDライブラリー計1,000枚強のリッピングにセッセセッセと取り組んで来まして、現在ほぼイメージ通りのものが完成しています。

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今年は、まず、このライブラリーのPC上での再現プロセスについてのご紹介から始めます。

ようやく、記念のハイレゾ音源をダウンロード。

ダウンローダーも無事インストール出来たところで、ハイレゾ音源配信サイト eーonkyo で二つのハイレゾ音源を購入した。

■  Gavriel Lipkind,
  バッハ  Complete Suites for Cello Solo

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実は、私の初めてのハイレゾ体験は、このGavriel Lipkindのチェロのソロ演奏だった。ヘッドホンでの試聴だったが、残響の再現が緻密で空間に音が帯状に流れ拡がって行く様な感覚に襲われ、ものすごく興奮した。この体験がなければ、自作PCにここまでのハイレゾ環境を作ってなかったかもしれない。

■ YES,
  The Steven Wilson Remixes 

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YESは、もともと中高生時代に良く聴いていた。 ~ バカテクのプログレバンドとして独特の存在感を放っていた彼らの正確無比でスリリングな演奏は、機械仕掛けの様なクールな音が印象的だった。しかし、最近発売されたこのハイレゾ・リマスターでは、当時は感じることが出来なかった演奏の生々しさをリアルに感じることが出来る音になっていた。中高生時代に感じていたクールさとは真逆の、ホットな生々しさ。もちろん、これはハイレゾ音源の信号の稠密さからくる音空間再現力によるもの。昔聴きなれた彼らの全盛期の代表アルバム5タイトルが、リミックス・リマスタリングで新しい生命を吹き込まて、まるっきり違うレベルのリアルな表情で再生されるのは、新鮮な快感。

それぞれ、36曲と26曲収録のアルバム。Lipkindは非圧縮のWAVファイルで、一方、大作が多いYESの場合はflacだが一曲が20分以上になるものもあり、いずれにしてもデータ量は大きい。 ~ 合計10Gぐらいか。一括ダウンロードを始めて、一時間以上かかって無事終了した。

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iPadでリモートコントロールしながら聴いてみる。音がリアルで生々しい。Lipkindの息の音が聞こえ、YESの ROUND ABOUT の出だしのギターの音は水晶の様な透明感だ。リアルで稠密な音、いつまでも聴いていたくなる。 ~ 最近、会社にいても、ふとした瞬間、早くうちに帰ってステレオの前に座りたくなる。こんな感覚は久しぶりである。

ハイレゾ音源をダウンロードしようとすると・・・(2)

eーonkyoのサイトで、アルバムを一括ダウンロード出来るダウンローダーをインストールしようとすると、ブロックがかかる。一曲づつダウンロードするならそれでもいいが、せっかくここまでシステムアップできたので、なんとかハイレゾ音源の購入もスマートにできるようにしたい。

まず、セキュリティ・ソフトを解除したりするがブロックされたまま。Windows側のセキュリティ設定か。メニュー画面をみて色々いじくってはみるが一向にブロックが解除されない。しかし、また、とても参考になるサイトが見つかり( → 「セキュリティ設定は、このアプリケーションがこのコンピューターにインストールされることを許可していません。」と出た件に関するメモ。 | Alvis-K-Hamiltonに関するメモ。)この通りに作業を進めることに。

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まず、regegitで検索をかけて、出てきた画面で、
HKEY_LOCAL_MACHINE>SOFTWERE>Microsoft>.NETFramework>Security>TrustManager>Promptinglevel と、ツリーを選択し、

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出てきた画面でInternetを選択。

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「値のデータ欄」をDisabled→Enabledに変更。

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この状態で再度setup.exeをクリックするとブロックが解除され、インストールするかどうか訊いてきて、「インストールする」を選択すると、無事インストールができた。

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