大河内 敦の裏blog

広告会社に勤める一級建築士のPC自作日記

真空管アンプ製作<TRK-300編>~        いよいよ製作開始。

基板二枚分の練習をした翌朝。~ この日は、息子を連れて母のご機嫌伺いに帰郷する日だったが、家を出る前にもう一度ハンダ付けの練習をしてみた。

すると、昨日より全然スムースに作業が出来る。
よく、寝る前に勉強してそのまま眠ると記憶の定着が進むとか言われるが、何かに取り組むときには、やるだけやってみて、もういいかなと思って止め、一晩寝て翌日に同じ事をすると、スムースにいったり、新しいアイディアが出たりするのはよく経験する。今回もそれを確認した格好だ。多分練習を止めても、脳は寝てる間にもいろいろシミュレーションしてみたり、新しいシナプスの結合を進めたりするのだろう。と言うわけで、練習結果にちょっと納得できたのから、少しだけキットの製作に手をつけて見ることにした。

まずは、プリメインアンプ TRIODE TRK-300。

f:id:ats-forldn2012:20171231084054j:plain

ベストセラー TRK-3488 の後継機として発売された。真空管アンプの世界では高級レファレンス管といわれる真空管・300-Bの装着が可能。この300-Bが装着可能なアンプは価格も高くなる傾向があるのだが、このTRK-300はTRIODEのラインナップの中でも価格的にはこなれており、更に今回は自作キット版にしたので完成版より定価ベースで5万円安い。

f:id:ats-forldn2012:20180505125613j:plain

発火の恐れのある家電製品の自作キット、安全対策もあるのだろうが複雑な配線はすでにプリセットされており、また初心者には難しいパーツの見分けや取り付け位置については、丁寧に分包されナンバリングされたパッケージと基板のナンバー表示により、製作の際に迷わずにすむ。基本的なハンダ付けの技術さえあれば、あとは丁寧に確認しながら組み立てを進めれば出来上がる仕組みになっている。

f:id:ats-forldn2012:20180505125626j:plain

更に今回は、グレードアップパーツを準備した。せっかく五万円以上安く買ってるンだから、こういったものは積極的に利用しないと。

f:id:ats-forldn2012:20180505125648j:plain

先ずは、電源基板。取り出して裏返すと、工場でプリセットされた部分のハンダ付けが目に入る。

f:id:ats-forldn2012:20180505125954j:plain

う~ん、みごとな富士山型。プロの仕事だな。

結局この日は電源基板に抵抗線を2カ所だけ取り付けて作業を終え、カミさんには留守中に部屋のモノを触らないように、掃除もしなくていい、と言い家を出た。