大河内 敦の裏blog

広告会社に勤める一級建築士のPC自作日記

音楽再生ソフト再考(3)           Foobar2000

Foobar2000は、完全無料のPCオーディオ用ソフトである。高音質な再生能力や、対応しているファイル形式の豊富さもあり、現在、最も標準的・一般的なソフトと言っていいだろう。~ JPLAYでの再生時にも、このソフトで音楽ファイルを開き、JPLAYの画面にコピペするという方法が一般的。ただ、画面がWindowsのエクスプローラーみたいにそっけない。公開されているコンポーネントを組み合わせたり、他のソフトと連携させることで、カスタマイズできるみたいだが。 

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~ 世の中には、このそっけない画面をこのようにカスタマイズしている人がいるようだ。

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最も一般的である意味安心なソフトを、自分のお気に入りのUIにカスタマイズして日常使用する・・・というのもそそられるものがあるが、今は深堀りはやめておこう。とにかく、お盆休みの間、時間は限られているのだ。

今回はJPLAY導入の前提で、このFoobar2000を、ひとまずインストール。

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音楽再生ソフト再考(2)          Media MonkeyとMusic Center for PC

NetAudio誌のバックナンバー、「ソフトウェアを遊びつくせ!」特集を引っ張り出して、PCオーディオ再生ソフトを調べる。

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紹介されている中でMedia Monkeyを選び、体験版をインストールしてみた。 ~ このソフト、タグ編集の機能に評価が高い。

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画面デザインは私好みだが、曲が乗り替わるときに頼んでも無いクロスフェードが入り曲のあいだの時間が勝手に詰まったりと、割とおせっかいな印象。(これらのコマンドは、当然、設定で取り消すことが出来るのだが。)

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なんか、カジュアルに音楽をかけっぱなしにするとかにはいいのだろうが、アーチストの作品であるアルバムの曲間が勝手に詰まったりなんて言うのは、ピュア・オーディオなコンセプトには反すると思う。 ~ トータルなアルバム・コンセプトをしっかり聴くというよりは、ベスト盤を聴くようなカジュアルなプレイヤーを目指しているソフトみたいに感じた。私が望んでいるものとは違う印象。

一方、前回インストールした、SONYのMedia Go後継の、 Music Center for PC。

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画面上部にリッピングされたアルバム・ラインナップが流れていく。自分がラリイブラリーをおさらいして、その時々の気分に合ったものをを選ぶにはいい機能だ。しかし、このソフト、リッピングしたアルバムの曲順が勝手に変わってしまうという事態に見舞われた。

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残念ながら、勝手に曲間がつまったり曲順が入れ替わるというのは、制作者へのリスペクトが足りないカンジがする。~ 私の中ではありえない。結局、この二つのソフトは候補から外すことにした。

音楽再生ソフト、再考(1)

基本的なシステムが出来上がって、いろいろアクセサリーを試したり、スピーカーを壁に近づけたり離したり向き変えたりして、試聴を繰り返していた。手を加えれば加えるほどいろいろ音が変わって楽しい。

お盆前のある日、再生中に音が急に飛んだり止まったりするようになり始めた。再生に使っているソフトはSONYのMedia Go。PCオーディオの再生ソフトとしては、かなり初心者向けでイージーオペレーションなソフトだが、ハイレゾにも対応してくれる。SONY製なので当然ウォークマン連携もワンタッチ。だが、音が止まったり飛んだりしていてはしょうがないので、プログラムをインストールし直そうと、ダウンロードサイトに行くと、このソフト、この1月にサポートが終了していた。

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で、後継ソフト・Music Center for PC をダウンロードして音飛びは治まった。

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 ~ これはこれでウォークマン連携のために置いとくとして、この機会にPCの音楽再生ソフトを勉強してみることにした。

Media Goの様な統合的なソフトを使っているとあまり意識することは無いが、もともとデジタル音源をPCで再生させるソフトは大きく「ライブラリソフト」と「再生ソフト」の二種類あって、どうも、世のPCオーディオ用のソフトはこの二つの機能を両極端としながら、その間のどこかに位置する、ないし、Media Goの様にその両方をあまり機能を難しくせずに統合しているものがほとんどの様だ。「ライブラリソフト」はリッピング後のタグ付け機能が充実していたりする一方で、評判のいいマニアックな「再生ソフト」には、再生機能に特化していてCDのリッピングすら出来ない様なものが普通にある。

マニアックな再生ソフトには、JPLAY、ROON、といったものがあり、特にJPLAYは高音質再生にチャレンジ出来るとあって、ピュアオーディオ派には絶大な支持を受けている(らしい)。

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ただし、その追い込みは少し手間取りそうだ。で、統合型のMusic Center for PCを使いながら、新たに使えるライブラリソフトを探して、更にこの再生専用ソフトJPLAYに移行しようというという目論見を立てた。時間が出来るお盆にやってみよう。

警告:必ず設地接続を行ってください。その3   ~コンセントの極性を揃える。

検電器でのチェックの結果をメールで電気屋さんに送り、修理に来てもらうことに。
家じゅうの全コンセントの極性が逆なら引き込み時点で接続ミスの可能性が高いが、極性が正しいものもあるので、分電盤内の接続の問題だろうという見立てで分電盤を開けてもらう。

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果たして、横に列に並んだブレーカーの下段は正しい接続なのだが、上段がすべて逆に接続されていた。結果、20分もかからずにコンセントの極性を正しく整える修理は完了。

お礼を言って電気屋さんを見送ってから早速オーディオセットを鳴らしてみると、素直で透明感のある音になったような気がした。気のせいかな? でも、真空管アンプなんかはアース付きジャックなので、壁コンに挿す時におのずと右ホット、左コールドで接地ありという前提で回路設計がなされていると思うから、あながち気のせいでもないかもしれない。最近、こういった電源や信号のコード回りや、インシュレーターによる設置調整、スピーカーの向きなどを整えているが、几帳面にやればやるほど音が答えてくれているような気がする。

警告:必ず設地接続を行ってください。その2   ~コンセントの極性が逆。

アースコンセントを増設してもらった後テスターでチェックを行ったところ、コンセントの極性が逆になってるように思い、(→警告:必ず設地接続を行ってください。その1 - 大河内 敦の裏blog)電気屋さんに記録写真ともども連絡をとると、やはり逆らしい。でも、念のため検電器で再度チェック。

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本来コールド側であるべき左の口に検電器を入れるとランプが赤く点滅しブザーが鳴った。逆に右の口では無反応。やはり極性が逆になっているようだ。

日本の家電の多くはそもそも交流電源で、プラグを表・裏の区別なく左右どっち向きに挿しても何の問題も無い。が、この真空管アンプなんかは、アースとつながっているコールドジャックと、つながってないホット側のジャックを区別して回路設計していると思うので、ここはチャンとしないと、あまりよろしく無いように思われる。

多分、分電盤内のブレーカーとの接続のところで逆になってるのだと思うが、問題は子ブレーカーかメインブレーカーかだ。同じくアースコンセントがある一階洗面所で同様の計測をすると、ここも逆。さらにアースがあるキッチンで計測すると今度はコールド側の電圧が低く、正しく接続されていることが分かった。どうも、個別の子ブレーカーごとの接続に問題があるようだ。是正工事を電気屋さんに依頼した。 ~ 音がまた変わるかな?少し楽しみ。

銀製のRCAケーブル。

MARANTZのネットワークオーディオプレイヤーとアンプがそろったら、せっかくなのでRCAケーブルもいいものに変えてあげたいと思っていた。そこで私が選んだのは、「純銀製」。高価なので、長さ45cmの最短のものを注文した。

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撚り線でなく単線なので、指ではじくとキーンと音がする。これは、伝送効率が良さそう。音声信号もノビノビと流れてくれそうである。
ちなみに、ノンシールド仕様で、ホット・コールドの線が並行している。(写真右をご参照。左が通常のシールド型のRCAケーブル。)

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音の方はというと、また一段と透明感を増して聴きとれる音も増えた。今回のネットワークオーディオプレイヤーの音のまろやかさとあいまっていい感じ。(試しにこのケーブルをOPPOのSoniaDACとも繋いでみたが、音はクリアはクリアなのだが少しデッドに感じた。)

MARANTZのネットワークオーディオプレイヤー

お盆休み直前の金曜日、幸い午前中で仕事を終えられたので、銀行でお金をおろし、MARANTZのネットワークオーディオプレイヤーを買いに行った。売れ残っているのは前日の晩にお店を訪ねて確認していた。しかし、よく2か月も売れ残ってくれてたね。 ~ 店頭展示品なので、店員さんと一緒に傷の具合や付属品などを確認、元箱が保存されてなかったので、エアパッキンでぐるぐる巻きにしてもらって持ち帰った。

早速、家でセッティング。今あるアンプに積み上げるとなかなかの存在感である。しかし、MARANTZのこのシリーズのデザインは極めて私好みである。シンメトリなボディ、シックなシャンパンゴールドに極小化されたスイッチ類がプレミアム感を醸し出す。ブルーの間接照明もキイている。

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音のほうは極めてまろやかで、今使っているOPPOのSonicaDAC の音がとがって聴こえるほど。音声信号のデジタル-アナログ変換というのは標準化・コモディティ化されたパーツの集積によって行われると思うのだが、DACの機器でこんなに音が違うのかと思うほど。DACが二台になったので、①MARANTZのネットワークオーディオプレイヤーを、MARANTZのアンプ-B&Wのスピーカーのセットに、②OPPOのSonicaDACを、TRIODEの真空管アンプTANNOYのスピーカーのセットに、それぞれあてがうことで、RCAケーブルの抜き差しは無くなった。言うまでもなく、XLR-RCAケーブルとも永遠におさらばだ。