大河内 敦の裏blog

広告会社に勤める一級建築士のPC自作日記

光デジタルの音が出ないのである。

ひととおり音は出るようになったものの、今回の自作PCではオーディオもバージョンアップすべく、マザーボードに光デジタルOUTがあることを事前に確認の上、光デジタルケーブルも買って置いたのだった。

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NuForceのドライバーはUSBアウトなので予想はしていたが、光アウト接続しても音が出ない。出ないのである。これは、いよいようわさに聞く「ドライバーの競合」というヤツか・・・だとすると、初体験である。

ドライバーの一覧を見ると、"NuForce USB Audio" の上に "Realtek Digital Output(Optical)"というドライバーを発見。これか!

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ちなみに、このドライバーはマザーボード付属のドライバーである。

今までいろいろ見てきたように各種ドライバーインストールのプロセスで、同分野で競合するドライバーがインストールされており、今回の様なトラブルがあった場合ユーザーはそれを把握して優先するドライバーを設定する、ないし、不要なドライバーを削除しなければならない。(今回はオーディオなのでこれで済んでいるが、写真現像なんかの分野になると、Adobeの様なソフトから、プリンターメーカー、カメラメーカー、モニターメーカー、がそれぞれ競合もし、また、微妙に役割の違うアプリ、ドライバー、コマンド、メニュー、規格を作っており、いきおい設定は一気に複雑になる。)

さて、どうすればドライバーの優先順位を変えられるのか。

いろいろいじって、
設 定 → デバイスとプリンター → NuForce USB Audio → 右クリック → サウンドの設定 → NuForce USB Audio から Realtek Digital Output(Optical) に変更。
するとDACアンプのオプティカルインプット経由で、見事に音が出た。

(簡単に書いてるけど、こここまで解明するのに軽く2週間かかった。デジタル機器の操作を難解にしている大きな原因の一つは(アナログの設定は多くの場合ダイアルで済むが)メニューやコマンドが階層構造になっていて、その階層に分け入り 目的の設定メニューを見つけ たどり着くのに手間がかかるということである。)

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さらにさらに、Opticalを選択すると、もっと細かいサウンド設定が出来るのである。CDレベル~スタジオレベルのサンプリングレベルが調整できる。再生に支障がない範囲で最高値にセッティングした。

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普段聴いている音源もこころなしか音が細かく、その分まろやかになった様に思う。
これぞ、自作PCのチューンナップの醍醐味。

なお、ハイレゾオーディオやPCオーディオを手っ取り早くかつ確実に始めたいとき、個人的にはこのNuForceのDACアンプとECLIPSEのフルレンジスピーカーの組み合わせはオススメ。
ミニマムセットであなたの机上に小さなボーカルが立っている様なリアルな音像が実現出来ます。